昨年末からニュース等で話題になっていた介護職員の給与アップの補助金がいよいよスタート!
今回の補助金は、会社及び事務職には全くメリットが無くデメリットが多い補助金ですが…
スター倶楽部では補助金の申請を決定しました。
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介護職員処遇改善支援補助金とは
少々複雑なのですが、簡単に説明すると・・・
介護職員さんの給与(ベースアップ)を上げましょう~と言う補助金です。
ここで問題なのは下記写真の通り介護職員さんがメインの補助金になります。
デイサービスには他に、生活相談員・機能訓練指導員・調理職員・管理者等々色々な職員さんが働いているのです。
この方々も何らかの形で介護に携わっているのですから、介護職員メインのベースアップとは???
事務処理の負担増
この補助金を使って介護職員の給与を上げる為には相当な事務処理が増えます。
就業規則の修正・追加
就業規則の全職員への周知
労働基準監督署への提出
各介護職員の労働条件通知書の作成
法定福利費用の毎月の計算
締め月の補助金入金額とベースアップ金額の差額調整
等々事務職員の作業が膨大に増えます。
しかも事務職員にはこの補助金はメイン対象にならないのです!
会社・事業所によっては事務職員は作業だけ増えてベースアップ0円もあり得るのです‼
会社・事業所の負担
今回の処遇改善支援補助金は、現在頂いている処遇改善加算とは少々内容が違います。
現在の処遇改善加算には「福利厚生費」も含まれておりますので・・・
例えば、介護職員の研修費や健康診断費等も含まれていますので会社側にもメリットが有るのですが・・・
今回の処遇改善支援補助金には「法定福利費」しか含まれておりませんので会社側には何のメリットも無いのです。
逆に、介護職員以外の職員から処遇改善支援補助金に対する不平不満等の説明を丁寧に説明し納得して頂く必要があるのです。
しかも売り上げの1%で1人9,000円のベースアップとは???何処からこの数字が出て来たのか???
スター倶楽部では
先日責任者会議を行い、今回の処遇改善支援補助金の申請を行う事にしました。
正社員については月給によるベースアップ
パート社員については時給によるベースアップ
介護職員及び介護を兼務している職員全員を対象にしました。
この補助金は強制では有りません!申請しなくてもOKなのです。
当社は申請になりましたが・・・
日本全国の介護事業所でこの処遇改善支援補助金を申請する事業所が何%になるのでしょうか?
マイナンバー等を活用した、もっと良い支給方法があるような気がしてならないのですが・・・