スター倶楽部周辺でもセミがあちこちで鳴き始めました。昔は友達と競ってセミ採りを楽しんだものです。懐かしいですね。
セミの鳴き声で騒がしい外とは違い、今日のデイサービスは珍しく静かな雰囲気に包まれていました。
Contents
心静かに過ごした一日
8月6日および8月9日は77年前に広島と長崎に原爆が投下された日です。同じ国・同じ九州地方に住む人間として、スター倶楽部でも犠牲者や遺族の方々の為に哀悼の意を表していこうという事になり、ささやかですが利用者の皆様・スタッフ一同で黙祷させていただきました。今回は追悼されている様子をご紹介したいと思います。
平和を望む心は皆一緒✨
さっそくテレビを付けて平和祈念式典の映像を流して準備をします。やはりご自身の目で式典の模様をしっかり見て、長崎の方々と心を一つにしていただく必要がありますからね。
すると、やはり戦中戦後の厳しい時代を駆け抜けてきた利用者の皆様、それぞれ思うところがあるようで、真剣に式典の様子を見たり、77年前はどうしていたかと記憶を思い返したりと反応は様々でした。
そんな中、迎えた11時2分。長崎の方々の心に過ごしでも寄り添う事ができるよう、長崎の方角に身体ごと向けていただきながら1分間の黙祷が始まりました。
いつもは賑やかに笑って過ごされている皆様ですが、心静かに犠牲者の方を悼み真剣にお祈りをしてくださいました。皆さんの心のこもった祈りを見ていると、平和を望む思いは老若男女問わず、皆一緒なんだなと強く思わずにはいられません。
黙祷が終わっても・・・
黙祷のサイレンが止み、皆様それぞれの活動に戻られるかと思いきや・・・?
何名かの利用者様はそのままテレビに映し出される平和祈念式典をじっと真剣に見ておられました。そんな皆様の様子を見て、やはり77年前に広島と長崎で起きた出来事は遠く離れた鹿児島に住んでいる方々の心にも強く残るほどの事だったのだと改めて実感させられました。
広島や長崎のように、かつて戦争の舞台となった沖縄に生まれ、祖父母から常に戦争の悲惨さを伝え聞いていた私個人としても、平和への強い思いを感じずにはいられませんでした。
久々の将棋勝負‼
それから昼食を済ませた午後、いつも通りの賑やかな声と笑い声が響く中、ある一角では何やら利用者様と職員が静かにらめっこ。何事かと覗き込んでみると・・・?
平和について熱く語っているかと思ったら・・・な~んだ、将棋か。しかし将棋をされているのを見るのが、かなり久しぶりで利用者様の腕前が落ちていないかと心配しましたが・・・そんな心配は無用だったそうです。職員を2回打ち負かしておりました。やはり指し方や戦略は身体と頭で覚えていらっしゃるようです。
このような平和な光景が世界中どこでも見られる世の中になるように、私もスター倶楽部スタッフ一同も心から祈っております。
今回も最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。
また次回のブログもお楽しみに!